「親が退職していて、今さら連帯保証人を頼むのは気がひける」「フリーランスになったばかりだけど、本当にお部屋って借りられるんだろうか」——新生活へのワクワクの一方で、多くの人が頭を悩ませるのが「入居審査」の壁です。でも、安心してください。現代の賃貸契約では、保証人の代わりに「家賃保証会社」を利用するのが一般的。仕組みとコツさえ押さえておけば、審査を必要以上に恐れる必要はありません。不動産会社の現場目線から、審査に通るための実践的なポイントをひも解いていきます。

📋 目次

📋 お部屋探しから入居までの7ステップ

① 相談 ② 物件選び ③ 内見 ④ 申込 ⑤ 審査 ⑥ 契約 ⑦ 入居 🎉

1. 身内に頼めないとき頼りになる「家賃保証会社」、その4つの審査基準

保証会社を利用してお部屋を借りる際、審査されるのは主に「支払い能力」「職業の安定性」「過去の信用情報」「緊急連絡先」の4点です。

「保証人になってほしい」と親に切り出すのは、意外と心理的なハードルが高いものです。すでに親が定年退職していたり、年金暮らしだったりすればなおさら。「もし滞納したら迷惑がかかるかも」と躊躇するのも当然です。

かつての日本の賃貸市場では、個人の連帯保証人が必須とされていました。しかし現在では、ほぼ全ての物件で「家賃保証会社」の利用が義務づけられるようになっています。つまり、保証人が用意できなくてもお金を払って保証会社を使えば、誰でも堂々とお部屋を借りられる時代なのです。では、保証会社はいったいあなたの「何」を見て合否を判断しているのでしょうか。チェックされるポイントは、大きく分けて4つあります。

① 家賃の支払い能力(「手取り月収の3分の1」がボーダーライン)

目安は「家賃が月収の30%以下」であること。家賃8万円の部屋なら、月収24万円が審査通過の基準です。

審査の土台となるのが、毎月滞りなく家賃を支払えるだけの収入があるかどうか。不動業界でよく言われる目安が「月収は家賃の3倍以上」です。

例えば、家賃8万円のお部屋を狙うなら、月収は24万円(手取りベース)が目安になります。もし「ギリギリ届かないかもしれない」という場合は、貯蓄額を提示する「預貯金審査」や、安定した収入のある親族に「代理契約(契約者を親族にする)」してもらう方法も視野に入ってきます。

② 職業と雇用形態(求められるのは「継続性」)

正社員や公務員は有利ですが、フリーランスや転職直後でも、内定通知書や確定申告書で安定性を示せば審査に通ります。

保証会社が重視するのは、今現在の収入額だけではありません。その収入が「来月も再来月も続くかどうか」という安定性です。

そのため、正社員や公務員といった雇用形態は高く評価されます。では、フリーランスや新卒、あるいは転職活動中だとダメなのかというと、決してそんなことはありません。転職であれば「内定通知書」、フリーランスであれば「確定申告書の控え」など、これからの収入見込みや過去の実績を客観的に証明できる書類を揃えることで、問題なく審査をクリアできます。

③ クレジットカードなどの信用履歴(滞納の有無)

信販系保証会社では、クレジットカードや携帯料金の分割払いなどの過去の滞納履歴(信用情報)がチェックされます。

見落としがちなのが、クレジットカードの支払履歴です。保証会社の中には「信販系」と呼ばれる、個人の信用情報をデータベースで照会する会社があります。

ここでは、過去にクレジットカードの引き落としが遅れたり、スマホ本体の分割払いが滞ったりしていないかが厳しく見られます。もし「過去にちょっとうっかり滞納してしまったかも」と心当たりがあるなら、信用情報を確認しない「独立系」の保証会社を利用している物件に絞って探すのが賢いルートです。

④ 緊急連絡先(万が一の時の連絡窓口)

保証会社を利用する場合も、原則として3親等以内の親族を「緊急連絡先」として登録する必要があります。

「保証会社を使うなら、誰にも頼まなくていい」と思われがちですが、実は「緊急連絡先」だけは必ず1人立てる必要があります。これは保証人とは異なり、万が一の災害時や連絡がつかない時のための緊急ダイヤルとしての登録です。

原則として「3親等以内の親族」が求められますが、どうしても頼める親族がいない場合は、知人や会社の担当者で対応してくれる保証会社もあります。諦める前に、まずは不動産屋に正直に相談してみてください。

2. 頼れる身内がいない・フリーランスでも入居審査をスムーズに通す3つのコツ

審査をスムーズに通過するためには、「完璧な必要書類の準備」「丁寧なコミュニケーションによる信頼獲得」「自身の状況に適した保証会社の選定」が極めて重要です。

保証人なし、個人事業主、あるいは新生活を始めたばかりのタイミングは、どうしても審査の難易度が少し上がります。しかし、事前に対策をして臨めば心配することはありません。通過率を飛躍的に高めるための、3つの実践的なコツをお伝えします。

コツ①:必要書類を先回りで用意しておく

身分証や収入証明書(確定申告書や内定通知書)を事前にスマホでスキャンし、即提出できる状態にしておきます。

お部屋探しはスピード勝負です。良い部屋が見つかってから「えっと、確定申告書の控えはどこだっけ……」と探しているうちに、別の希望者に先を越されてしまうケースが後を絶ちません。

また、書類の提出がダラダラと遅れると、保証会社から「この人は計画性がないのでは」と不信感を持たれる原因にもなります。身分証明書はもちろん、収入を証明できる書類は申し込み前にスマホで綺麗に撮影するかPDF化し、いつでも送れるように準備しておきましょう。

コツ②:保証会社からの本人確認電話には、速やかに・丁寧に対応する

保証会社からの確認電話には速やかに折り返し、丁寧な口調で「マナーを守って暮らせる人」という印象を与えます。

申し込みが終わると、多くの場合は保証会社から本人確認の電話が入ります。見慣れない番号だからと無視せず、すぐに対応しましょう。

ここで意外と重要なのが「話し方や態度」です。電話での受け答えが横暴だったり、質問に対して適当な回答をしたりすると、「入居後にトラブルを起こすリスクがある人」と判定されて審査に落ちることがあります。誠実で丁寧な対応を心がけるだけで、信頼感は一気に高まります。

コツ③:自分の状況に合わせた保証会社(信販系 vs 独立系)を選ぶ

過去の信用情報に不安がある場合は、独自の審査基準を持つ「独立系保証会社」が使える物件を紹介してもらいましょう。

家賃保証会社には、審査の厳しさや基準が異なるいくつかの種類があります。

クレジットカードなどの過去の履歴を重視する「信販系」で審査が難しそうなら、現在の収入や人柄を重視する「独立系」の保証会社が入っている物件を選ぶのが一番の解決策です。そのためには、各保証会社の特徴を熟知し、あなたの状況に合わせた物件を的確に提案してくれる不動産会社を味方につけることが欠かせません。

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3. 手続きを最速で進めるための「必要書類チェックリスト」

契約者の状況(会社員、フリーランス、学生など)に応じて、事前に準備すべき書類を整理しておきましょう。

申し込みから契約までを最短で進めるために、自分の状況に合った必要書類を事前にチェックしておきましょう。以下に代表的な必要書類をまとめました。

区分 必須書類 補足ポイント
全員共通 身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証など) 住所変更が正しく行われているか、有効期限内かを確認。
会社員・転職予定 源泉徴収票、直近の給与明細、または内定通知書 転職・就職したての場合は、年収や月収の見込みが記載された書類。
個人事業主・フリーランス 確定申告書の控え、または課税証明書 直近1〜2年分の申告書類が必要になるケースが一般的です。
学生・新卒 学生証(合格通知書)、または内定通知書 親族を代理契約・連帯保証人にする場合は親族の収入証明書が必要。
無職・求職中 預貯金口座の残高証明書 目安として家賃の2年分以上の残高が手元にあることを証明します。

4. 契約前に知っておきたい!見積もりで見かける4つの基本用語

賃貸契約書や見積もりには、敷金・礼金をはじめ、退去時の立ち会いなど独特の用語があります。それぞれの意味を正しく理解しておきましょう。

お部屋探しの見積書や契約書を眺めていると、見慣れない言葉が並んでいて戸惑うことも多いはず。ここでは、特によく受ける質問の中から、基本となる4つの用語をわかりやすく解説します。

① 敷金(退去時に戻ってくる可能性のある預かり金)

敷金は、家賃の滞納や退去時の修繕費用に備えて大家さんに預ける担保金。余った分は退去時に返還されます。

敷金は、大家さんに対して預けておく「担保」のようなお金です。一般的には家賃の1〜2ヶ月分が目安。

入居中に家賃を滞納したり、退去時にお部屋を傷つけたりした際の修繕費(原状回復費用)としてここから差し引かれます。何事もなく綺麗にお部屋を使っていれば、退去時のハウスクリーニング費用などを引いた残額が手元に戻ってきます。

② 礼金(大家さんへの「お礼」として支払う掛け捨て費用)

礼金は、大家さんにお部屋を貸してもらう謝礼として支払う一時金。敷金とは違い、退去時に戻ることはありません。

礼金は、文字通り「お部屋を貸してくれてありがとう」という謝礼の意味合いで支払うお金です。敷金とは異なり、退去時に返還されることはありません。

最近では、初期費用を少しでも抑えたい人向けに「礼金なし(0ヶ月)」の物件も増えています。初期費用を抑えたいなら、まずは礼金ゼロの物件から絞り込んでみるのも一手です。

③ 退去立ち会い(退去時のトラブルを防ぐ最後のステップ)

退去立ち会いとは、引越し当日に荷物を全て運び出した後、管理会社の担当者とお部屋の傷や汚れを確認する作業です。

引越し当日、荷物をすべて搬出した空っぽの状態で、管理会社の担当者と一緒に部屋の床や壁の傷、汚れなどを直接チェックする作業を「立ち会い」と言います。

ここで確認したダメージが「入居前からあったもの」か「住んでいる間にできたもの(原状回復の対象)」かによって、敷金から引かれる金額が決まります。入居時に怪しい傷の写真をスマホで撮影しておくと、退去時の不要なトラブルを防ぎやすくなります。

④ 大安・六曜(引越し日に影響する暦の吉凶)

大安は、伝統的な暦(六曜)で最も縁起が良いとされる日。引越しが集中するため、料金が高くなる傾向があります。

カレンダーに書かれている「大安」や「仏滅」などの六曜は、引越しの日程を決める際によく意識されます。

なかでも最も縁起が良いとされる「大安」は引越し日に大人気で、業者の予約が埋まりやすく、料金も割高になることがあります。逆に、縁起をあまり気にしないのであれば、あえて「仏滅」などを選ぶことで、引越し費用を安く抑えられる裏ワザもあります。

5. 引越し貧乏を防ぐ!初期費用を賢く下げる3つの節約術

「敷金礼金ゼロ」「フリーレント交渉」「仲介手数料が安い不動産会社の選定」で初期費用は大きく抑えられます。

賃貸契約の初期費用は、一般的に「家賃の4〜5ヶ月分」と言われており、かなりまとまった出費になります。少しでも手元の現金を残して新生活を始めるための、3つの節約術をご紹介します。

節約術①:「敷金ゼロ・礼金ゼロ(ゼロゼロ物件)」を狙う

敷金と礼金がどちらも0円の物件を選ぶだけで、初期費用を家賃の2ヶ月分ほど一気に削減できます。

最もインパクトが大きいのが、最初から「敷金・礼金なし」の物件を狙うことです。

これだけで初期費用が家賃の2ヶ月分近く浮くため、新しく揃えたいベッドや冷蔵庫などの購入資金に充てることができます。ただし、敷金がない代わりに、退去時に一定のクリーニング費用が確実にかかる契約になっていることが多いため、契約書の内容は事前にしっかり確認しておきましょう。

節約術②:「フリーレント」がついている物件を探す・交渉する

フリーレントとは、入居後の一定期間(1〜2ヶ月分)の家賃が無料になるサービスです。

フリーレントとは、最初の1〜2ヶ月分の家賃を無料にしてくれるサービスです。これがあると、現在の部屋の退去予告期間との「二重家賃」を防げるため、引越し時期の出費を大幅に軽減できます。

特に不動産の閑散期(4月〜12月頃)などには、「フリーレントをつけてくれたら契約する」といった交渉が通りやすい場合もあります。

節約術③:仲介手数料が安い不動産会社を選ぶ

一般的な不動産会社では家賃の1ヶ月分かかる仲介手数料を、割引や無料で行っている会社を選ぶのが賢い選択です。

多くの不動産会社では、仲介手数料として「家賃の1ヶ月分+消費税」がかかります。

しかし、ここを抑えるだけでも大きな節約になります。ソライ東京では、仲介手数料の割引や無料になるお部屋を数多く取り扱っているため、スマートに初期費用を下げて契約を進めることが可能です。

6. ソライ東京が提供する「手間なしお部屋探し&審査サポート」

ソライ東京では、身内への依頼でお悩みの方やフリーランスの方のために、最適な保証会社選びから手続きまでサポートします。

株式会社Sorai Tokyoでは、審査への不安を解消し、お部屋探しを最もスマートに進めるための体制を整えています。

  • 審査の目利き力:どの保証会社がどのような状況(フリーランス、新卒、年金暮らしの親族など)に対して審査を通しやすいかを熟知しているため、無駄な審査落ちを防ぎます。
  • LINEで完結するやり取り:必要書類の提出やちょっとした相談も、公式LINEからスマホで完了。面倒な紙の手続きや不要な来店の手間をカットします。
  • 事前のアドバイス:本人確認電話で何を聞かれるか、どのような書類をいつ出すべきかなど、審査通過率を最大化するための準備をサポートします。

新生活をストレスなく、スマートにスタートさせたい方は、ぜひお気軽にソライ東京へご相談ください。

よくある質問 (FAQ)

Q. 親族に連帯保証人を頼めない場合、家賃保証会社の審査基準はどうなりますか?
A. 保証会社を利用する場合、主な審査基準は「安定した収入があるか(家賃が月収の3分の1以下であること)」「過去に家賃やクレジットカード等の滞納履歴がないか(信用情報)」「緊急連絡先(原則として親族の方など)を立てられるか」の3点となります。保証会社が連帯保証人の役割を果たすため、個人の連帯保証人を立てる必要はありません。
Q. フリーランスや転職活動中でも入居審査は通りますか?
A. はい、十分に可能です。確定申告書の控えや課税証明書、転職時の内定通知書など、収入の安定性や見込みを証明できる書類を提出することで、審査に通る物件は数多くあります。ソライ東京ではフリーランスや求職中の方でも審査が通りやすい物件を豊富にご紹介しています。
Q. 保証会社を利用すれば、個人の連帯保証人は不要ですか?
A. はい、基本的には不要になります。保証会社が個人の連帯保証人の役割を代行するため、保証人を立てる必要はありません。ただし、緊急時に連絡が取れる「緊急連絡先(原則として親族の方など)」の登録は必要となります。
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執筆者:Sorai Tokyo 編集部(宅地建物取引士 監修)

お客様の立場に立ち、賃貸契約における初期費用削減やスムーズな入居審査サポートを専門とする不動産コンサルティングチーム。公式LINE等の最新ツールを活用し、親身かつスマートな新生活のスタートをお手伝いします。