平日の夕方、内見を終えて3番出入口直結の新青山ビル(青山ツイン)から地上へ上がると、青山通りと外苑東通りが交わる広い空の下を仕事帰りの人々が行き交い、交差点のすぐ北東側には赤坂御用地の深い樹林が静かな影を落としています。東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線の3路線が重なり、大手町へ約10分、渋谷へ約4分、六本木へ約2分、新宿へ約7分で直通するこの街を歩くと、多くの方がまずその移動の軽やかさに惹かれます。
家賃相場に目を向けても、1Kの中央値は15.4万円、1LDKは27.0万円と、隣駅の表参道(1K中央値16.2万円・1LDK28.4万円)や赤坂見附(1K中央値15.9万円・1LDK27.9万円)よりわずかに抑えられています。それでも実際の部屋探しでお客様が立ち止まるのは、「毎日の自炊を支える大型スーパーが駅前に見当たらないこと」と、「浅い銀座線と深い大江戸線の地下高低差や大通りによる街区の切り替わり」という現実的な条件です。銀座線沿線ガイドで比較しても、都心屈指の交通結節点でありながら一本奥へ入ると穏やかな住宅街が広がる稀有な立地だからこそ、日々の買い物スタイルと通勤動線がご自身の暮らしに馴染むかどうかが大切な判断軸になります。
- 参考平米単価は5,600円/㎡。中央値は1Kで15.4万円、1LDKで27.0万円、2LDKで39.4万円と、表参道や赤坂見附、徒歩圏の乃木坂よりわずかに落ち着いた水準です。
- 銀座線・半蔵門線・都営大江戸線で都内の主要オフィス街へ直通できる一方、地下2階の銀座線と地下4階の大江戸線には高低差があり、日常的な乗り換えには歩行負荷が伴います。
- 駅周辺の食品スーパーは「まいばすけっと」2店舗と新青山ビル地下のドラッグストア「ベリー新青山」が軸です。赤坂8丁目や南青山2丁目の住宅街は高台の安定した地盤の上に落ち着いた街並みを保っています。
銀座線・半蔵門線・大江戸線が交差する通勤機動力と駅構造の実態
青山一丁目駅の価値を最も実感するのは、朝の出勤時と会食や残業で遅くなった帰宅時です。3つの地下鉄路線が東西南北へ異なる軌道を描いているため、勤務先のエリアが分かれる共働き世帯や、取引先への外出が多い職種の方にとって、日々の移動時間を確実に圧縮してくれる拠点となります。
大手町・渋谷・新宿・六本木を10分圏に収める3路線の役割分担
地下3階を走る半蔵門線は、永田町・九段下・大手町といったビジネス街へ直通し、大手町までは乗車約10分で到着します。逆方向へ乗れば表参道を経て渋谷まで約4分のため、パートナーの一方が丸の内・大手町エリア、もう一方が渋谷エリアへ通うようなケースでも、どちらか一方が乗り換えの負担を背負わずに済みます。
地下2階を走る銀座線は、赤坂見附・溜池山王・虎ノ門・新橋・銀座・日本橋方面をきめ細かく結びます。運行本数が多く、改札階からホームまでの階段が短いため、玄関を出てから電車に乗るまでの所要時間が読みやすい路線です。さらに地下4階の都営大江戸線を使えば、六本木へ1駅約2分、新宿へ約7分で直通し、汐留や大門方面へも乗り換えなしで移動できます。1路線で運転見合わせや遅延が起きた朝でも、同じ駅構内で別ルートへ即座に切り替えられる安心感は、多忙な平日を支える確かな土台になります。
浅い銀座線と深い大江戸線の高低差、改札選びで変わる毎日の歩行負荷
路線図の上ではひとつの駅に見えても、実際の地下空間は階層ごとに明確な距離と高低差があります。地下1階には「北青山方面改札」と「南青山方面改札」の2つの主要改札があり、銀座線(地下2階)は線路を挟んで向かい合う相対式ホーム(2面2線)の構造をとっています。北青山方面改札は0番・1番・2番出入口側に位置し、銀座線の浅草方面ホームおよび半蔵門線(地下3階・島式ホーム1面2線)への連絡がスムーズです。一方、南青山方面改札は3番・4番・5番出入口側にあり、銀座線の渋谷方面ホームおよび都営大江戸線連絡通路へと繋がっています。
内見時に見落とされやすいのが、地下4階に位置する都営大江戸線(島式ホーム1面2線)の深さです。地下4階には東京メトロ線と都営線を改札内で結ぶ「大江戸線のりかえ専用改札口」が設けられていますが、地下2階の銀座線ホームから地下4階の大江戸線ホームまでは上下移動と連絡通路の歩行が重なります。都営大江戸線を毎日の主軸にするなら3番〜5番出入口に近い南青山側の物件を選ぶと地上からの動線が整いやすく、逆に「自宅最寄りの大江戸線から青山一丁目で銀座線へ毎日乗り換える」といった使い方よりも、この駅自体を始点として3路線を直通で使い分ける暮らし方に適した構造といえます。
0番〜5番出入口で表情が一変する4つの街区と帰宅動線
地上では青山通りと外苑東通りが十字に交差し、どの公式出入口を使うかによって、帰宅途中に目に入る景色と立ち寄れる施設が大きく切り替わります。
交差点の北西側にあたる0番・1番出入口(北青山1丁目・2丁目方面)は、本田技研工業本社をはじめとする端正なオフィスビル群が並び、1番出入口には地上行きエレベーターが設置されています。青山中学校や明治神宮外苑のいちょう並木へと続くこのエリアは、休日の朝に木漏れ日の中を散歩したくなる開放感があり、北青山の落ち着いた低層・中層マンションへ向かう動線になります。
北東側の2番出入口(赤坂8丁目・元赤坂2丁目方面)にも地上行きエレベーターが備わり、青山一丁目交番や明治記念館、そして広大な赤坂御用地(迎賓館・赤坂御所)の緑に隣接しています。大通りから一歩奥へ入ると、都心とは思えないほど穏やかな赤坂8丁目の中層住宅街へそのまま繋がるため、夜の静けさを重視する方に好まれるルートです。
南東側の3番・4番出入口(南青山1丁目方面)は、日常の生活利便施設が最も凝縮された区画です。3番出入口は新青山ビル(青山ツイン東館・西館)に直結しており、雨に濡れずに地下の飲食店街やドラッグストアへ立ち寄れるほか、港区立赤坂図書館や青山霊園方面への入り口にもなります。4番出入口は赤坂警察署・赤坂郵便局・山王病院方面へ延び、時間制限はあるものの新青山ビルへの直結階段も備え、徒歩約2分の小型スーパーへ立ち寄りながら帰れる実用的な動線です。
南西側の5番出入口(南青山2丁目方面)は地上行きエレベーターを備え、都営大江戸線の出入口方面とも重なります。徒歩約3分の小型スーパーを経由しながら、南青山2丁目の落ち着いたレジデンス街や青山葬儀所・青山霊園方面へと向かうことができ、ベビーカーやスーツケースを引いて移動する際にも心強い出入口です。
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青山一丁目駅の家賃相場と予算・間取り別の部屋選びの勘所
港区の都心部に位置する青山一丁目駅周辺は、駅全体の参考平米単価が5,600円/㎡と高水準にあるものの、商業集積の強い表参道や六本木と比べると、住居専用地域を含む分だけ間取りごとの価格帯に現実的な選択肢が残されています。
| 間取り | 家賃中央値 | 中心価格帯(P20〜P80) | 参考平米単価 | 検討時の主な物件傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 1R | 11.4万円 | 9.7万〜13.6万円 | 5,600円/㎡ | 大通り沿いの分譲賃貸コンパクト区画や築年数の経過したマンションが中心 |
| 1K | 15.4万円 | 13.6万〜17.3万円 | 5,600円/㎡ | 独立洗面台・オートロック付きの単身向け中層マンションが視野に入る主軸帯 |
| 1DK | 18.9万円 | 17.0万〜21.6万円 | 5,600円/㎡ | 30㎡前後で食事と就寝空間を分けやすく、在宅勤務を伴う単身層に好適 |
| 1LDK | 27.0万円 | 23.9万〜31.1万円 | 5,600円/㎡ | 共働きカップルやゆとりある単身向け。通り沿い高層と住宅街中層で性格が分かれる |
| 2LDK | 39.4万円 | 33.8万〜46.9万円 | 5,600円/㎡ | 赤坂8丁目や南青山エリアの分譲賃貸・ハイグレードレジデンスが中心 |
単身向け(1R・1K・1DK)で13万〜17万円台を検討する際の築年と立地のバランス
単身で青山一丁目を検討される方が最初に目安としたいのが、1Kの中央値である15.4万円前後のラインです。予算を13万円台後半から14万円台前半に抑えて探す場合、青山通りや外苑東通りに面した築20年超の分譲賃貸マンションや、南側の乃木坂方面へ少し坂を下った区画のコンパクトな住戸が多くなります。大通り沿いのヴィンテージマンションは管理体制が良好な物件も多い反面、3点ユニットバスや洗濯機置場の仕様が年代相応のケースもあるため、水回りのリフォーム履歴を丁寧に確認しておくと安心です。
一方で予算を16万〜17万円台前半まで広げると、南青山1〜2丁目や赤坂8丁目の一本入った通りで、オートロックや宅配ボックス、独立洗面化粧台を備えた築浅〜中堅マンションが現実的な候補に入ってきます。もし週に数日のリモートワークがあり、デスクとベッドを同じ空間に置きたくない場合は、18.9万円が中央値となる1DKへ目を向けるのも心地よい選択です。通勤の往復で毎日40分以上の時間を生み出せる方であれば、その余白を自宅でゆったり過ごすための投資として十分に釣り合いが取れます。
二人暮らし・ファミリー(1LDK・2LDK)で後悔しない大通り沿いと住宅街の選び分け
1LDKで27万円前後、2LDKで39万円台から40万円台という価格帯になると、同じ賃料でも「駅徒歩3分以内の商業地域に建つタワー・高層レジデンス」と「駅から6〜9分ほど歩いた住居系地域の低層・中層マンション」という、まったく趣の異なる住まいが並びます。
南青山1丁目や2丁目の大通り沿いに建つ高層レジデンスは、フロントサービスや各階ゴミ置き場などの共用設備が充実し、夜遅くに3番・4番・5番出入口から明るい歩道を通って数分で帰宅できる安心感があります。その反面、低層〜中層階では幹線道路の走行音が届きやすいため、二重サッシなどの防音仕様が快適性を左右します。対照的に、2番出入口から赤坂御用地の緑を横目に歩く赤坂8丁目方面では、高層タワーよりも落ち着いた佇まいの中層マンションが主流となり、休日の昼間に窓を開けても穏やかな空気が流れます。平日の機動力を最優先するか、休日に自宅で過ごす静けさを重んじるかをパートナーとすり合わせておくと、内見時の迷いがぐっと減ります。
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外苑前・赤坂見附・表参道・乃木坂との家賃・住環境比較
青山一丁目で物件を探していると、同じ銀座線・半蔵門線沿線の隣駅や、物件から徒歩8〜10分ほどで使える東京メトロ千代田線の乃木坂駅と迷われる場面が少なくありません。それぞれの駅が持つ路線条件と相場、街の肌触りを並べて整理します。
| 駅名(所在地) | 参考平米単価 | 1R / 1K 相場(中央値・中心帯) | 1DK / 1LDK 相場(中央値・中心帯) | 2LDK 相場(中央値・中心帯) | 利用可能路線と街の性格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 青山一丁目(港区) | 5,600円/㎡ | 1R: 11.4万円(P20: 9.7万〜P80: 13.6万円) 1K: 15.4万円(P20: 13.6万〜P80: 17.3万円) |
1DK: 18.9万円(P20: 17.0万〜P80: 21.6万円) 1LDK: 27.0万円(P20: 23.9万〜P80: 31.1万円) |
39.4万円(P20: 33.8万〜P80: 46.9万円) | 銀座線・半蔵門線・都営大江戸線。業務ビルと緑地・閑静な住宅街が同居 |
| 外苑前(港区) | 5,500円/㎡ | 1R: 11.2万円(P20: 9.6万〜P80: 13.3万円) 1K: 15.1万円(P20: 13.3万〜P80: 17.0万円) |
1DK: 18.6万円(P20: 16.7万〜P80: 21.2万円) 1LDK: 26.3万円(P20: 23.2万〜P80: 30.3万円) |
38.7万円(P20: 33.2万〜P80: 46.1万円) | 銀座線単独。カフェや「成城石井 南青山店」があり買い物選択肢がやや広い |
| 赤坂見附(港区) | 5,700円/㎡ | 1R: 11.8万円(P20: 10.1万〜P80: 14.1万円) 1K: 15.9万円(P20: 14.1万〜P80: 18.0万円) |
1DK: 19.6万円(P20: 17.6万〜P80: 22.4万円) 1LDK: 27.9万円(P20: 24.7万〜P80: 32.2万円) |
41.1万円(P20: 35.2万〜P80: 48.9万円) | 銀座線・丸ノ内線(永田町連絡)。東京駅方面に強く飲食店街の賑わいが濃い |
| 表参道(港区) | 5,800円/㎡ | 1R: 12.0万円(P20: 10.3万〜P80: 14.3万円) 1K: 16.2万円(P20: 14.3万〜P80: 18.3万円) |
1DK: 20.0万円(P20: 17.9万〜P80: 22.8万円) 1LDK: 28.4万円(P20: 25.1万〜P80: 32.8万円) |
41.8万円(P20: 35.8万〜P80: 49.8万円) | 銀座線・半蔵門線・千代田線。洗練された商業中心地で休日の人通りが多い |
| 乃木坂(港区) | 5,700円/㎡ | 1R: 11.8万円(P20: 10.1万〜P80: 14.1万円) 1K: 15.9万円(P20: 14.1万〜P80: 18.0万円) |
1DK: 19.6万円(P20: 17.6万〜P80: 22.4万円) 1LDK: 27.9万円(P20: 24.7万〜P80: 32.2万円) |
41.1万円(P20: 35.2万〜P80: 48.9万円) | 千代田線単独。東京ミッドタウンに近く静謐な低層・中層住宅街が広がる |
外苑前・表参道・赤坂見附との比較|路線数と駅前の空気感で選ぶ
西隣の外苑前は、同じ銀座線上で渋谷や新橋・銀座へ直通できる条件は青山一丁目と共通していますが、利用路線が銀座線単独となる分、1Kで0.3万円、1LDKで0.7万円ほど中央値が穏やかに推移しています。駅近くに「成城石井 南青山店」があり、インテリアショップや個人経営の飲食店も点在しているため、銀座線だけで通勤が完結し、仕事帰りの惣菜や食材選びを楽しみたい方には外苑前がよく馴染みます。反対に、大手町や新宿・六本木へも乗り換えなしで動きたい方にとっては、わずかな賃料差で半蔵門線と大江戸線が加わる青山一丁目の実用性が光ります。
さらに一駅先の表参道は、銀座線・半蔵門線に加えて千代田線が乗り入れる華やかな街ですが、週末は観光や買い物客で歩道が混み合い、1LDKの中央値も28.4万円まで上がります。また東隣の赤坂見附は、丸ノ内線で東京駅や四ツ谷方面へ直通できる強みがある一方、駅前一帯に飲食店や商業ビルが密集し、夜遅くまで繁華な空気が続きます。表参道のショップ群や赤坂見附の飲食街へ1駅約2分、あるいは徒歩や自転車で気軽にアクセスしながら、自宅の周りには赤坂御用地や神宮外苑の落ち着いた空気を残しておきたい方に、青山一丁目という選択が生きてきます。
徒歩8〜10分で重なる乃木坂との棲み分け|千代田線直通とミッドタウン生活圏
赤坂8丁目や南青山1〜2丁目で内見を重ねていると、「このマンションから徒歩9分で乃木坂駅にも出られるなら、最初から乃木坂駅近くで探したほうがよいのではないか」という疑問に突き当たることがあります。乃木坂は千代田線の単独駅ですが、東京ミッドタウン内のスーパー(プレッセ)や桧町公園が生活圏に入り、六本木隣接のブランド性も重なるため、1K中央値15.9万円、1LDK中央値27.9万円と青山一丁目をわずかに上回ります(なお、六本木駅周辺まで出ると1K中央値17.1万円・1LDK中央値29.9万円とさらに一段高くなります)。
大手町や表参道へは青山一丁目(半蔵門線)からも乃木坂(千代田線)からも直通できますが、日比谷・霞ケ関・代々木上原方面への直通とミッドタウンでの日常的な買い物を軸にするなら乃木坂、新宿・六本木・渋谷・銀座・大手町を網羅する3路線の機動力と高台のフラットな駅アプローチを取るなら青山一丁目という整理がしっくりきます。両駅の中間にあたる赤坂8丁目や南青山1丁目を選べば、平日の通勤は青山一丁目、休日の買い出しは乃木坂・ミッドタウン側へと、2つの街の魅力を軽やかに重ね合わせる暮らし方も叶います。
青山一丁目駅を拠点にする暮らし
- ✓ 大手町・渋谷・新宿・六本木へ乗り換えなしで通いたい
- ✓ 表参道や赤坂見附より抑えた相場で落ち着いた住環境を得たい
- ✓ 買い物は「まいばすけっと」とネットスーパー併用で支障がない
外苑前・乃木坂駅を拠点にする暮らし
- ✓ 成城石井やミッドタウン内スーパーに毎日立ち寄って自炊したい
- ✓ 銀座線または千代田線の1路線だけで通勤・通学が完結する
- ✓ 大規模交差点のオフィス街よりも商業・文化施設の近さを重視したい
買い物環境の実態と赤坂8丁目・南青山エリアの地盤・坂道・内見の勘所
実際に長く暮らすうえで満足度を左右するのは、図面のスペックには表れにくい「平日の夜の買い物動線」と、通りを一本隔てただけで変化する「用途地域・微地形の起伏」です。
新青山ビル直結の日常動線と「まいばすけっと」2店舗を軸にした買い物の工夫
駅の商業核を担っているのは、3番出入口直結の新青山ビル(青山ツイン)です。地下1階には医薬品や日用品を取り扱うドラッグストア「ベリー新青山」をはじめ、和洋中の飲食店やカフェ、クリニックが集まっており、雨の日に傘を差さず夕食や日用品の買い足しを済ませられる心強さがあります。また4番出入口方面には赤坂郵便局や山王病院、3番出入口から歩いて向かえる範囲には港区立赤坂図書館もあり、暮らしを支える公共・医療インフラは端正に整っています。
一方で、生鮮食品を扱う駅近のスーパーマーケットは、4番出入口から徒歩約2分の「まいばすけっと 青山一丁目店」(パークアクシス青山一丁目タワー1階)と、5番出入口から徒歩約3分の「まいばすけっと 青山一丁目駅西店」(ウィン青山1階)の都市型小型スーパー2店舗が中心となります。牛乳や卵、カット野菜、精肉などの日常的な食材調達には困らないものの、鮮魚を一尾から選んだり調味料を幅広く見比べたりするような大型食品売場は駅前にありません。この街で快適に自炊を続けている入居者様の多くは、平日の買い足しを駅近くの「まいばすけっと」で手早く済ませ、週末に徒歩約8〜10分の「成城石井 南青山店」や東京ミッドタウン内のスーパー(プレッセ)まで散歩がてら足を延ばすか、ネットスーパーを上手に組み合わせて暮らしています。
武蔵野台地の尾根筋に広がる安定した地盤と、通り一本で変わる用途地域・坂道
地盤と防災の視点で見ると、青山一丁目駅周辺は武蔵野台地のローム台地の尾根筋(標高約30m)に位置しており、比較的地盤が安定した高台にあたります。赤坂8丁目や南青山2丁目の住宅地を含め、港区の水害ハザードマップにおいても洪水浸水想定区域外となっており、谷底低地が広がる渋谷駅周辺や低地を含む都心東部と比べても、水害や地盤面での安心感を得やすい地形です。
ただし高台の尾根筋にあるということは、そこから周囲の低地へ向かって緩やかな傾斜が始まることも意味します。とくに南側の乃木坂・六本木方面や、西側の原宿方面へ向かう通りでは、谷筋へと下る明確な坂道が現れます。地図上では駅から近く見えても、毎日の帰宅が上り坂になる立地があるため、自転車移動を想定している方やヒール・革靴で歩く機会が多い方は、実際の勾配を足元で確かめておくことが重要となります。
また、街の静けさを法的に裏付けているのが用途地域の境界線です。青山通りや外苑東通りの交差点付近(南青山2丁目の大通り沿いなど)は容積率700%の商業地域に指定され、オフィスや店舗・高層マンションが連なりますが、2番出入口側から一歩奥へ入った赤坂8丁目などは第一種中高層住居専用地域(容積率300%)に指定されています。パチンコ店や大型商業施設の建築が制限され、中層マンションを中心とした穏やかな住環境秩序が守られているため、都心でありながら夜間も落ち着いた街灯の下を歩いて帰ることができます。なお、公立小中学校の通学区域も赤坂8丁目側は港区立赤坂小学校・赤坂中学校、南青山2丁目側は港区立青山小学校・青山中学校と番地によって分かれるため、お子様のいるご家庭は住所ごとの学区確認もあわせて行っておくと安心です。
大通り沿いのサッシ遮音等級と、高額賃料帯ならではの退去時特約チェック
青山通り・外苑東通り沿いのマンションを内見する際は、窓を閉めた状態での静けさに加え、サッシ枠のラベルで遮音等級(T-2〜T-4等級など)や二重サッシの有無を確認しておくと、緊急車両の通行時や休日の音環境まで見通しやすくなります。また、月額25万〜40万円を超える港区の分譲賃貸では、通常のハウスクリーニング特約のほかに「退去時敷金1ヶ月償却」やエアコン洗浄費用の借主負担特約が付帯するケースが見受けられます。国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では経年劣化や通常損耗(壁紙の耐用年数は6年)は原則貸主負担とされており、最高裁判例(平成17年12月16日判決)でも特約が有効となるには負担範囲と金額の明確性・借主の合意・暴利性の不存在が要件とされています。申込前に特約条項の文言を一度確認しておくことが、退去時まで気持ちよく暮らすための大切な備えになります。
【寸法比較】25㎡前後の1K・スタジオでベッドと作業デスクを両立する動線設計
限られた専有面積でも、視線が抜けるローテーブルや造作棚の配置を工夫することで、圧迫感のない落ち着いた住環境をつくることができます。
青山一丁目をあえて見送るべき条件と、納得して選ぶための結論
交通の便がよく緑も多い青山一丁目ですが、すべての方にとって万能な街というわけではありません。ご自身の暮らしのリズムと照らし合わせ、別の駅を選んだほうが毎日の満足度が高まるケースも整理しておきます。
この駅を見送って周辺駅を検討したほうが心地よい3つのケース
ひとつ目は、毎日の自炊で大型スーパーの豊富な生鮮売場を駅前に求める場合です。駅徒歩3分圏内は「まいばすけっと」2店舗が中心となるため、徒歩約8〜10分の「成城石井 南青山店」や東京ミッドタウン内のスーパー(プレッセ)まで歩くことや、ネットスーパーの併用を負担に感じる方は、外苑前や乃木坂、あるいは同じ半蔵門線沿線で大型スーパーが充実したエリアまで視野を広げるほうがストレスのない食生活を送れます。
ふたつ目は、都営大江戸線と銀座線の毎日の乗り換えを前提に通勤ルートを組む場合です。地下2階の銀座線と地下4階の大江戸線には明確な高低差と連絡通路の距離があるため、乗り換え中継点として見るよりも、3路線のいずれかで職場へダイレクトに向かえる方にこそ、この駅本来の軽快さが活きてきます。
みっつ目は、乃木坂・六本木側の低地へ向かう坂道アプローチを避けたい場合です。台地の尾根筋から南側へ下る区画では、雨の日や荷物が多い日の帰路が上り坂になります。平坦な歩行環境を重視される場合は、駅や青山通りに近い高台上の区画か、2番出入口からフラットに歩ける赤坂8丁目周辺に候補を絞って探すのが賢明です。
3路線の機動力が生む時間の余白を、静かな暮らしへ変えるために
青山一丁目は、駅前の華やかな商業施設で休日を消費する街というよりも、都心全方位への移動時間を短く整え、赤坂御用地や明治神宮外苑の緑に近い落ち着いた住まいで朝晩の静かな余白を取り戻すための街です。表参道や赤坂見附、乃木坂といった個性豊かな隣駅に囲まれながら、高台の安定した地盤と住居専用地域の秩序を兼ね備えたこの街は、オンとオフを穏やかに切り替えたい方の毎日に長く寄り添ってくれます。
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青山一丁目駅の住まい探しでよくある質問(FAQ)
Q青山一丁目駅周辺に大型スーパーはありませんが、普段の買い物はどう工夫すればよいですか?
A4番出入口から徒歩約2分の「まいばすけっと 青山一丁目店」と5番出入口から徒歩約3分の「まいばすけっと 青山一丁目駅西店」、そして3番出入口直結の新青山ビル地下にあるドラッグストア「ベリー新青山」で平日の生鮮品や日用品を賄うことができます。品揃えを広げたい日は徒歩約8〜10分の「成城石井 南青山店」や東京ミッドタウン内のスーパー(プレッセ)へ足を延ばし、重い飲料や米類はネットスーパーを活用するスタイルが定着しています。
Q赤坂8丁目側と南青山1・2丁目側では、住環境にどのような違いがありますか?
A2番出入口側の赤坂8丁目は赤坂御用地に隣接し、一歩入ると第一種中高層住居専用地域に指定された静かな中層マンション街が広がります。一方、3番〜5番出入口側の南青山1・2丁目は新青山ビルや「まいばすけっと」2店舗に近く日常の買い物動線に優れていますが、青山通り・外苑東通り沿いは商業地域のため、通り沿いの物件では窓の防音性能を確認し、静けさを求める場合は一本奥の区画を選ぶのが安心です。
Q都営大江戸線と銀座線・半蔵門線のどちら側に出入口を合わせると通勤しやすいですか?
A銀座線の浅草・銀座方面や半蔵門線を中心に使う方は0番・1番・2番出入口に近い北青山・赤坂側、銀座線の渋谷方面や地下4階の都営大江戸線を中心に使う方は3番・4番・5番出入口に近い南青山側を選ぶと、改札からホームまでの構内移動が短くなります。なお、1番・2番・5番出入口には地上行きエレベーターが設置されています。
Q徒歩圏で重なる乃木坂駅や隣駅の外苑前駅と迷った場合、何を基準に選べばよいですか?
A大手町・渋谷・新宿・六本木など複数方面への直通機動力と高台のフラットな駅アプローチを重視するなら青山一丁目(1K中央値15.4万円・1LDK27.0万円)が適しています。銀座線1本で通勤でき「成城石井 南青山店」やカフェ街の近さを優先するなら外苑前(1K中央値15.1万円・1LDK26.3万円)、千代田線直通と東京ミッドタウン隣接の落ち着いた環境を最優先するなら乃木坂(1K中央値15.9万円・1LDK27.9万円)が心地よい選択になります。
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SorAi Editorial執筆者:Sorai Tokyo 編集部(宅地建物取引士 監修)
東京メトロ各沿線をはじめ、都内全域の住まい選びと心地よい暮らしづくりを専門とする不動産コンサルティングチーム。宅地建物取引士の専門知識と公的データに基づき、初期費用の適正化や街ごとのリアルな住み心地、納得感のあるお部屋探しのポイントを丁寧にお届けします。
銀座線 全19駅エリアガイドポータル
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